毎日のようにニュースで聞く新型コロナウイルスの感染拡大。美容室には休業要請は出ていないものの、独自の対策に取り組む美容室も多いようですね。そんな中で、ヘアカット専門店はどのような対策をすれば良いのでしょうか?この記事では、ヘアカット専門店に求められるコロナ対策をご紹介します。
ヘアカット専門店でも一般的なコロナ対策が重要
ヘアカット専門店が新型コロナウイルスの感染予防を行うには、一般的に行われているコロナ対策が大切。主な対策としては以下のようなものがあります。
- スタッフにはマスクを着用させる
- アルコールで手の消毒を行う
- 検温をして37.5度以上の熱がある場合には出勤を控えさせる
- こまめに換気を行う
- お客様との会話は極力控える
- 器具などの消毒を徹底する
- 予約時間を調整してお客様が密にならないようにする
- 来店時や施術中は、お客様にもマスクの着用やアルコール消毒などの協力をお願いする
もう一度、消毒の方法をおさらいしよう
美容室なら、毎日器具やタオルを消毒するのは当たり前ですよね。この機会に、美容師・理容師法に則った消毒の方法をおさらいしておきましょう。
まず消毒前に洗剤で器具を洗い、煮沸消毒器やエタノール消毒などで消毒。煮沸消毒器の場合は、沸騰してから2分間以上煮沸し、エタノール消毒の場合は規定の消毒用エタノールに10分間以上浸します。その後、水洗いをして保管。さらに器具だけでなく、タオルや手もしっかり消毒しましょう。
こうした消毒に加え、コロナ対策をしっかりしている美容室なら、感染リスクは低いと言えますね。
ヘアカット専門店はコロナにかかるリスクが低い
一般的なコロナ対策をしていても、美容室・理容室の性質上、避けられないものがあります。それは「濃厚接触」です。コロナ対策では「濃厚接触を控えること」が挙げられていますが、美容室でお客様と美容師・理容師の接触は避けられませんよね。
ただ濃厚接触は、ヘアカット専門店ならある程度避けることが可能なんです。
なぜならヘアカット専門店は、1人あたりの接客時間が10分程度とかなり短いため。ヘアカットしか行わないので、お客様と接触している時間は極端に短いです。また会話もあまりしませんし、シャンプー台やカミソリなど、お客様や美容師・理容師が触れる器具も少なくなっています。
これに加えて先述したコロナ対策や消毒をしっかり行っていれば、感染リスクはかなり抑えられるでしょう。
新型コロナウイルスを予防するには、しっかりした対策が必要です。よりリスクを避けるなら、接触時間の少ないヘアカット専門店をおすすめしますよ。美容室・理容師も、これを機会に感染症予防についてしっかり考えてみましょう。
※記事の内容は公開日(2020/9/7)での公開情報を元に記載しております。
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