美容師の職業病とも言える腰痛。我慢して仕事を続けていたら、ヘルニアを患ってしまった、なんて話もよく聞きますよね。この記事では、そんな腰痛に悩む美容師の方に向けて、腰痛の原因とおすすめの予防法、対策などをご紹介します。
腰痛の原因は立ち仕事とシャンプー
美容師の腰痛の原因は、主に立ち仕事とシャンプーです。基本的に美容師は立って仕事をしますよね。その際に姿勢が悪いと、腰に負担がかかり、腰を痛めてしまうんです。さらに立ち仕事で足腰の血流が悪くなると、腰痛が悪化する場合があります。
また、シャンプーも腰痛の原因です。シャンプーをするときにはお客様の横に立ち、腰を屈めて行うので、腰に負担のかかる姿勢になりがち。そのために腰を痛めてしまう人が多くいます。加えて、シザーケースの重みが腰痛を悪化させてしまうこともあるそうですよ。
「仕事だから仕方ない」と諦めている人もいると思いますが、腰痛は放っておくと寝たきりになって仕事ができなくなる可能性もある重大な症状なんです。早めの対処をおすすめしますよ。
正しい姿勢を保って腰痛を予防
腰痛を予防するなら「正しい姿勢を保つこと」が重要です。腰痛は筋肉に負担のかかる姿勢でいるために発生する症状。そして、筋肉に最も負担がかからないのが「正しい姿勢」なんです。そのため、前屈みや重心の偏った姿勢にならないことを心掛けておくと、腰痛を予防できますよ。このほかにも、腰回りの筋肉を鍛えたり、ストレッチで体をほぐして血行を良くしたりすることで腰痛予防になります。
もしすでに腰痛が始まっているのなら、これ以上悪化させないことが大切。こういった場合には、腰にサポーターを巻いたり、整体に行ったりして対処しましょう。重症化する前に対策することで、それ以上の悪化を防げますよ。
ヘアカット専門店なら腰痛のリスクが減る?
腰痛のリスクを下げるなら、ヘアカット専門店で働くという選択肢があります。
なぜならヘアカット専門店は、腰痛の2大原因のひとつであるシャンプーをしないため。
立ち仕事であることは通常の美容室と変わりませんが、ヘアカット専門店はシャンプーを行わないため、無理に屈んだ姿勢をとることはありません。そのため、通常の美容室よりも腰痛になるリスクが低いんです。
手っ取り早く腰痛のリスクを下げるなら、ヘアカット専門店への勤務を選択するのも良いかもしれませんね。
美容師である以上、腰痛は避けて通れない問題でもあります。しかし、正しい姿勢やストレッチ、シャンプーを行わない環境を選ぶなど、対策をすることでちゃんと予防ができます。
すでに慢性化している場合には、専門の医師に相談しましょう。とにかく「放っておかないこと」が大切ですよ。