技術向上

お客様に満足していただくためには、カウンセリングが非常に大切です。どんなにヘアカットスキルがあったとしても、接客のスキルが低ければ、お客様に満足していただくことはできません。今回は、美容師が知っておきたいカウンセリングのコツやポイントをまとめてみました。

 

カウンセリングで確認すべき3つのこと

美容師がカウンセリングで確認しておくべきことは、以下の3つです。

①お客様の悩み

まずは自身の髪について悩んでいることを聞き出します。お客様の悩みを知って共有するだけでなく、共感してあげることで信頼関係を築くことができますよ。悩みを聞いた上で、現在の髪の状態を説明しましょう。

同時に普段の生活やセルフケアを聞き、そこから悩みの原因を探って理由を説明してあげると良いですね。

 

②ヘアスタイル

どんなヘアスタイルにしたいのかは、最も大切なポイントですよね。とはいえ、人によってデザインの認識はまちまち。「ボブ」と言っても、前下がりボブ、内側にカールするボブ、キレイに揃えられたボブなど、さまざまな種類があります。お客様との認識のずれをなくすためにも、ヘアカタログなどを使って視覚的にデザインを共有できるようにしましょう。

またこのとき、顔で気になる部分や普段のファッションなども聞いておくと「それならこんなヘアスタイルが似合う」という提案もできますよ。

 

③施術内容と時間・料金

ヘアスタイルが決まったら、それに合わせた施術内容を説明します。髪の状態を見て、無理なくできる適切な案を提案しましょう。

同時に、施術にかかる時間も説明します。ポイントは、実際の施術時間に15分プラスすること。15分余裕を持たせることで、最終確認にもしっかり時間を使えます。最終確認がきちんとしていると、お客様も「ちゃんとしているサロンだ」と認識してくれますよ。

また、料金がどのくらいかかるのかもきちんと説明しましょう。事前に説明があれば、お客様自身も納得して施術を受けられます。

 

大切なのは「どんなヘアスタイルを求めているか」を把握すること

カウンセリングでは、お客様がどんなヘアスタイルを求めているのかをきちんと把握することが大切。実はお客様は「自分がどうなりたいのか」、まとまっていない状態で来店されることがほとんどなんです。その話をまとめ、明確にしていくことがカウンセリングです。施術に入る前に、お客様の求めているゴールをきちんと把握しましょう。

QBハウスではカウンセリングを簡略化・体系化し、お客様の求めているものを把握しやすくしています。この機会に、自分のカウンセリングを一度見直してみてはいかがでしょうか?