終業後のヘアカット練習、チラシ配り、人間関係に腰痛や手荒れなどの職業病。美容師の仕事には、ストレスの原因となるものが多くあります。ストレスが溜まると、仕事にも影響が出て「美容師を辞めたい…」なんて考えになることも。そうならないために、今回は美容師のストレスの原因とその解決法をご紹介します。
美容師のストレスの原因3選
美容師の仕事にはさまざまなストレスがありますが、主なものとしては以下の3つです。
アシスタント時代の苦労
アシスタント時代は、何かと苦労が多いもの。実際の現場で先輩やお客様から学び取り、終業後には遅くまで残ってヘアカットの練習をします。また、サロン内での立場も弱いため、雑用を押し付けられることも珍しくありません。給与も低く、長時間労働をしないと生活が厳しいという人もいます。
肉体労働で疲れる
美容師の仕事は、1日中立ちっぱなしの肉体労働。足がむくんだり、無理な姿勢をとって腰痛になったりする美容師は多くいます。加えて、シャンプーやカラー剤などで、酷い手荒れになり、ドクターストップがかかって美容師を続けられなくなる場合も。
美容師は技術職で基本指名制のため「代わり」がいません。疲れていても仕事を休みにくい状況は、ストレスになりやすいですよね。
お客様との関係や職場の人間関係がうまくいかない
お客様との関係や職場の人間関係も、ストレスの原因です。仕事のミスでお客様との関係を悪化させてしまったり、先輩との関係がうまくいかなかったり。「話しかけてもお客様の反応が悪くて、何を話したら良いのか分からない」「お客様から好意を持たれて困っている」ということもあるようですよ。
目標とリフレッシュを大切にしてストレスを解消
美容師のストレスを解消するには「目標を持つ」「リフレッシュする」という方法があります。
厳しいアシスタント時代やミスをして落ち込んでしまったときも「いつまでにスタイリストになる!」「このスキルをもっと磨いてサロンで1番になる!」などの目標を持つことで、無心になって練習に励めますよ。
また、仕事と同じくらいリフレッシュも大切です。休日には気の合う友人と遊びに行ったり、体を動かしたりして気分をリフレッシュしましょう。悩みがあるなら、誰かに話すだけでも楽になることがありますよ。体が疲れているときは、整体やマッサージに通うのも良いですね。
「ストレスでどうしようもない」という場合は、転職するのもひとつの方法です。例えば「お客様との接客がうまくいかない」と悩んでいるのなら、なるべく会話の少ないヘアカット専門店に勤務する方法もあります。
自分なりのストレス解消法を見つけて、頑張りすぎないようにしてくださいね。