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美容業界も働き方改革が進み、業務委託やパートとして働く美容師が増えてきました。しかし、そんな中でも安心して働ける雇用形態は、やはり正社員でしょう。このコロナ禍で変化が見え始めています。今回は、美容業界で正社員として働くメリットをご紹介します。

 

美容業界の雇用形態

業界の方はご存知のとおり、美容業界の雇用形態は、正社員のほかに業務委託やパートがあり、業務委託では、美容室がフリーランスの美容師と契約して、来店するお客様の施術を行います。パートは正社員のようなフルタイムではなく、短時間勤務を行う雇用形態です。

どちらも正社員に比べて自由度が高く、業務委託の場合にはいくつかの店舗で働いたり、正社員やパートよりも高い給与を得やすかったりというメリットがあります。パートは子育ての時間を確保したいという30代の女性が就労することが多いようです。

 

正社員は給与面などで安定した働き方が可能

いくつかの雇用形態がある中でも、正社員は安定した働き方ができます。以下に正社員のメリットを挙げてみました。

給与が安定している

正社員は毎月安定した給与があることが最大のメリットです。業務委託は、多くの施術をこなすほど自分の給与となりますが、裏を返せば施術が少ない場合、給与が少なくなるということです。もし体調不良などで仕事ができなくなっても、誰も保証してくれません。

一方、正社員なら仮に体調を崩して仕事ができなくても、有給休暇もあり安定した給与があります。万一のことがあっても、生活はある程度保障されているところが、何よりのメリットです。

煩雑な事務仕事がない

正社員はカットやカラー、シャンプーなど、美容師本来の仕事に集中できますが、業務委託の場合、経理や確定申告などの煩雑な事務作業も自分で行わなければなりません。確定申告は税理士に頼むこともできますが、その場合およそ3万円の費用がかかります。また、手続きのわずらわしさや余計なお金を払いたくないのか、加入すべき国民年金に加入していない人もいて、病院に行けない人もいるほど。

こうした面倒な事務作業は、正社員であればすべて会社が行ってくれます。所得税は年末調整で計算し、社会保険料などは基本的に給与から天引きされ、保険証も会社からもらえますので、納税や保険のことなどを考える必要がありません。

お客様とのトラブルは会社が解決してくれる

「パーマで皮膚がかぶれた」「ヘアカラーで衣服を汚してしまった」など、美容室ではお客様とのトラブルも起こります。こうしたトラブルも、正社員であればお店が解決してくれます。美容室では万一に備えて損害保険に入っていることもあるため、スタッフが仮にミスをしてもお店の保険で賠償できることがあります。もちろん、トラブルを発生させないという心構えが重要ですが。

 

 

業務委託やパートなど、自由度の高い働き方も多かった美容業界。しかし、このコロナ禍で、フリーランスやパートは給与がなくなり、解雇される人も出てきて、正社員という安定した働き方が改めて注目され始めています。

QBハウスでも、春の緊急事態宣言時には国内580店舗全店を自主休業し、給与も100%保証し、雇用も守りました。withコロナ生活は2~3年は続くと言われていますので、今一度ご自身の働き方を考えてみてはいかがでしょうか。正社員として勤務する条件はお店によって違うため、自分の条件と合ったところを根気よく探してみると良いですね。

 

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