3月になりました。進学、就職などで新天地に旅立つ若者は多いでしょう。また将来の進路選択について色々考える時期ではないでしょうか。今回のブログでは将来についてヒントになる記事を書きたいと思います。
将来なくなる仕事、なくならない仕事
「今ある仕事の半分近くが将来AI(人工知能)に変わる」という衝撃的な発表があったのは2014年の事です。アメリカのオックスフォード大学准教授(当時)マイケル・A・オズボーン博士が「未来の雇用」という論文で発表しました。その論文では「今ある仕事の49%が10年後になくなる」と書かれ、601種の職業が「将来なくなる仕事、なくならない仕事」について分類されていました。
その発表 (※1)からそろそろ10年です。コロナウイルス感染拡大以降デジタル化が加速し、仕事のあり方も劇的に変化しました。「将来なくなる仕事、なくならない仕事」に関していよいよ現実味が帯びています。
AIによって将来「なくなる可能性が高い」仕事
論文の中ではどんな仕事がなくなる可能性が高いと言われているのでしょうか。それはAIやロボットに代替えできる仕事がなくなると言われています。一例を出してみましょう。
- スーパー・コンビニのレジ店員
- 一般事務
- タクシー・電車・バス運転手
- 受付・フロント業務
- 工場勤務
すでにAIを利用したセルフレジ、無人レジの店舗は出現していますし、正確な事務処理はAIが最も得意とする分野です。自動運転の技術は進化し、実現可能な段階です。そして人間の代わりに機械が対応する受付はよく見かけますし、配膳ロボットも活躍しています。工場の生産現場の機械化は進み無人工場が増える日も近いのではないでしょうか。
将来なくならない仕事
では一方、どんな仕事がなくならないといわれているのでしょうか。こちらも一例を出してみましょう。
- 医者、福祉関連の職業
- 先生・幼稚園教員・教育関連の職業
- コンサルタント・カウンセラーの職業
- ミュージシャン・クリエイティブな職業
- 美容・ファッション関係の職業
医療現場でAIの活用が進んでいるものの、患者とのコミュニケーションなど臨機応変な対応は人が行わなければいけません。教育現場での子供への配慮、人間性を育てる事はAIには難しいでしょう。また経営課題を解決する為にも細かい話し合いが必要です。個人のパーソナリティに特化した芸能人、お笑いタレントも将来残るといわれています。
嬉しい事に私たちに関係する理美容関連の職業、「理美容師、ネイルアーティスト、メイクアップアーティスト」などもなくならない仕事に分類されています。
(※)なくなる可能性の高い職業、なくならない職業の一覧はこちらの3・4ページをご確認ください。
なくならない仕事の特徴、人間の価値は何か
AIの苦手な分野は「創造的に考える事が必要な領域」または「身体的特徴や感情が求められる領域」であり、それらにおいては人間の方が優位であるといわれています。そして残るといわれる仕事に共通して必要な要素は「コミュニケーション能力」です。まさに理美容の仕事がそれらの条件に合致していますね。
QBハウスはカット専門店ですが、ヘアカットこそAIにはできない仕事です。100人いれば100通りの頭の形や好みがあるハンドメイドの仕事です。髪の毛をさっぱりしたい、キレイにしたい、カッコよくしたい、しかし「自分ではできない」という「お困り事」を「理美容師の手で解決」して差し上げて「ありがとう」と感謝の言葉を言っていただける、そして人と人の長いお付き合いができることもQBハウスの仕事ならではと言えますね。
QBハウスでは今後もAIに負けない、人間らしい理美容師を育成に取り組んでいきたいと思っています。これから職業選択をする皆さん、以上の話を参考にして将来活躍できる社会人になっていただきたいと思います。
(こちらの動画も是非ご覧ください。)
(※1)株式会社野村総合研究所「日本の労働人口の49%が人口知能やロボットで代替可能に」https://www.nri.com/-/media/Corporate/jp/Files/PDF/news/newsrelease/cc/2015/151202_1.pdf
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