美容師・理容師として勤務する際に、採用試験の一環として行われる面接。「どんなことを聞かれるんだろう?」「なんて答えたら好印象になるんだろう?」と、不安に思う人も多いですよね。この記事では、QBハウスの面接での主な質問をまとめてみました。面接時の参考にしてくださいね。
QBハウス独自の面接方法
QBハウスは、通常の面接と違った独自の方法を採っています。特徴的なのが「2時間の面接を行うこと」。さすがに全員が2時間というわけではないですが、1時間半は確実です。自己紹介に始まり、実家の教育方針や学生時代の部活動、志望動機、どのような美容師になりたいのか、など、生い立ちから将来のことまで、深く掘り下げた面接を行っています。
こうした面接の中でQBハウスが見ているのは「人間力」です。応募者のことを知りたいと思えば自然と長時間になるもの。減点方式の面接ではなく、加点方式でさらにその人の「素」を引き出そうとしてるんです。一方で、時間管理は厳しくみてます。当然ですが、遅刻なんか絶対にできませんね。なぜなら10分というビジネスモデルを生業としていること、そしてオンとオフの切り分けを明確にして働く時間と休み・退勤後の時間とを明確にしているから。時間管理がきちんとされていないとQBハウスという大人数の組織ではまわらなくなってしまいますからね。
一般的な面接で聞かれることは準備しておくべき
面接官が知りたいのは、その人の人間性や熱意です。これは美容師以外の仕事でも共通するポイントですので、一般的な面接で聞かれることは準備しておくと安心ですよ。
自己紹介
面接では、最初に自己紹介をします。名前や学歴、職歴はもちろんですが、スキルや熱意をアピールできるような内容にすることがポイント。相手がどんな人材を欲しがっているのかを考え、それに合うようなアピールをすると好印象ですよ。
アピールには、背後のストーリーも重要ですので、それらと合わせて一貫性のある内容にすると良いですね。長さは30秒から1分ほどで、簡潔にまとめるようにしましょう。
志望動機
「なぜこの職場を選んだのか」は、QBハウスに限らずどこでも必ずと言ってよいほど聞かれます。ここで大切なことは「その職場に合った志望動機であること」です。どこでも使えるような動機では「うちでなくても良いよね?」と思われてしまいます。「カットが好きなのでカット専門店を選びました」これではなぜQBハウスを選ばれたのか面接官には伝わりません。
基本的にこの質問は、仕事や職場に対する熱意を見ています。そのため、事前に職場のことを調べ、自分のスキルをそこでどう活かせるのか、それによって職場にどのように貢献できるのか、どう成長していけるのか、などを整理して話せると良いですね。
美容師・理容師としての質問
「これからの理・美容業界はどうなると思うか」「どんな美容師・理容師になりたいか」なども、面接でよく聞かれる内容です。こうした質問は、美容師・理容師としての向上心や将来性を見ています。自分なりの考えを話し、それに対して自分はどうなりたいのか、どうなるべきなのかをポジティブな言葉で伝えましょう。
もちろん、質問の内容は面接官によって違います。どのような質問が来ても堂々と答えられるように、しっかりと下調べをした上で、ブレない「芯」を持っておくと良いですね。
最後に
QBハウスは選考が厳しく「選ばれた人しか働けない職場」として知られています。でもそれは安価なヘアカット専門店という甘い考えで、何の準備もなく面接に来られる方が多いからです。中には、非常に準備をして来られる方や質問を多くされる方がいらっしゃいます。本当に入りたいならば、QBハウスでなくてもそのサロンのことを調べたり、利用してみたりするのが社会人としては普通です。それが出来ない人が多いのが残念です。ただ、それを乗り越えればとても良い環境で働くことができますよ。技術はできなくても、QBハウスには〝教える〟というノウハウが蓄積されているのでなんとでもなりますが、誠実さや素直さ、善悪の判断というのは、簡単に変わりません。そのために自身の人間力を存分にアピールできるよう、準備しておきましょう。
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