コロナ禍になって感じた不安。新たな美容師キャリアへの挑戦。
給料は良くないけど、楽しい仕事。
3年ほど名古屋の美容室で働きましたが、人間関係で体調を崩してしまいました。それで地元の富山に戻って販売の仕事を始めることにしたんです。その職場には私と同じような元美容師の方が働いていて、「給料は良くなかったけど、楽しい仕事だったよね。」などと、2人で美容師だったころの話をよくしていました。それもあって、美容師をもう一度やりたいと思って、家から通いやすそうなサロンで働き始めたんです。メインの仕事は店長のアシスタント。7、8年アシスタントをしていたと思います。スタイリストになるために練習はしていましたが、店長が1人でやっているお店だったので、“教わる”というよりも“見て覚える”という感じ。モデルさんを呼んでも仕上がりだけちょっと見て「いいんじゃない」で終わりでした。もう少し教えてもらいたかったというのが本音です。退職する間際には少しずつカット入客するようになりましたが、やっぱりメインの仕事は店長のアシスタント。入客経験もそこまで積めませんでしたし、技術的な成長もなかなか感じませんでした。それでも、お客さんとお話することは楽しかったので、美容師という仕事は楽しいと日々感じていました。
新規のお客さんも打ち切り!?この先はどうなるんだろう?
コロナ禍になって、今まで来店されていたお客さん来店周期も長くなり、感染予防の観点から新規のお客さんも打ち切り。「この先、どうなるんだろう?」と将来のことを考えると不安を感じるようになりました。そんな時にネットを見ていたら、QBハウスの研修を知りました。もともと、カット専門店のパイオニアとしてテレビなどでも取り上げられていたお店です。会社もしっかりしてそうですし、こういうところでチャレンジするのもいいなと思ったんです。ただ、カット料金だけを見ると技術やサービスも妥協していそうなイメージでしたが、面接を受けてその考えも一変しました。面接中なのにハサミを使って説明してくれる場面があって、カットの仕方もスライスの取り方も全く変わらない。技術がしっかりとしていると感じることができました。また、その説明がとても理路整然としていて分かりやすいんです。聞いているだけでも1200円だから端折っているのではないことがしっかりと分かりました。それもあって、QBハウスが技術に対してすごく真剣に考えていると、面接を受けるまでとは180度イメージが変わりました。
1からの研修といってもどこまでの研修なの?
面接を受けて感じたことは、面接の長さです。その時はまだ富山に住んでいたので「見学も含めてじっくりとやりましょう。」と事前にいわれていましたが、13時から17時まで。びっくりしましたね。インターネットでも面接が長いと見ていたので心構えはしていましたが、それでも長かったです。ただ、世間話というか対話をするような面接だったので、素のままで受け答えができて、気がついたら17時になっていたという感じ。長かったことを実感したのは面接が終わってからでしたね。そして、入社してからも、自分で考えることを促されて人間的にも成長できるようなことが学べる。技術だけだと思っていた研修内容も数段レベルの高い研修だったと感じます。なにより、入社式があることにも驚きました。東京から社長がいらっしゃったり、いろいろなマネージャーがいらっしゃったりと想像をしていた入社式とは全く別物でした。入社式のイメージって、話を聞いて終わりだったから自分も発表する場があったことにも驚きましたね。そういう場があるならあるって、教えてほしかったです。(笑)