キャリア

Feel a Simple Styleというコンセプトを掲げる「FaSS(ファス)」。QBHOUSEの別ブランドとして2011年にスタートし、現在(2022年3月)では、首都圏を中心に11店舗展開(中目黒、大塚、新宿、八重洲、有楽町、二子玉川、三軒茶屋、川崎、仙川、武蔵小杉、大森)しています。

店内は、木目を基調としたリラックスできる空間。その人らしさを見いだすヘアスタイル提案を行い、カットだけではなくスタイリングも行うなど、従来のQBHOUSEとは一味違ったサービスを提供するブランド。専用アプリや、店内の自動受付機での予約受付(当日分)を導入し、お客様が時間を無駄にすることなく利用できる仕組みを設けています。

今回お話を伺ったのは、2022年にオープンしたばかりのアトレ大森店で働く庭前(にわまえ) 康一郎さん。総合サロンで美容師として働いた後、QBHOUSEに入社。FaSSのスタイリストとして活躍し、入社3年目に店長に就任しました。

美容師として10年以上キャリアを積んできた庭前さん。なぜ総合サロンではなく、FaSSを選んだのでしょうか。働く人の目線から、FaSSの魅力を教えていただきました。

 

「もっと世の中にFaSSを知ってもらいたい」

FaSS アトレ大森店店長・庭前 康一郎さん

 

実は「美容師を辞めようと考えていた」という庭前さん。美容学校を卒業し、総合サロンに入社。以来、同じ店で10年近く働いてきました。しかし、どんどんスタッフが辞めていき、最終的にはオーナーと二人きりに。大きな変化が起こらない日常にどこか心地の悪さを感じていたそう。

「そもそも、薬剤を使う仕事にもフラストレーションを感じていたんです。カットは自分の思い通りにいきますが、薬剤は科学的な分野なのでそうはいかない。そもそも、髪にどう作用するか確証がないことをするのが、なんとなく嫌で。納得いかないことをやり続けるよりは、仕事を変えてみようと」

長年働いた美容室を退職し、学校の先生や美容メーカーなどの仕事を探し始めます。しかしちょうどその頃、コロナウイルスが流行し始め、緊急事態宣言が発令。就職活動は難航します。仕事の募集自体が少なく、やむなく美容師も視野にいれて探し始めました。先の見えない不安から、大手企業に絞って求人を探していると、QBHOUSEが目に留まりました。

「QBHOUSEといえば10分カット。これまで総合サロンで働いていたので、短時間で切れるかなという不安はありました。でもとにかく挑戦してみようと応募すると、電話がかかってきて。他にもFaSSというブランドがあるので、そちらに応募してみませんかと提案してもらえたんです。

FaSSは、カウンセリングからカット終了までおよそ20分。スタイリング剤やコテを使用して仕上げができる。ここなら今まで培ったものを活かせるんじゃないかと思い、入社を決意した庭前さん。働き始めると、良いギャップを感じたと言います。

「スタッフの技術力が高くて驚きました。どのお客さまを見ても、きれいだな、かっこいいなと思える髪型ばかり。思わず『こんなにクオリティ高いの?』って口から出たほどです。FaSSには、初めてカットするお子様、スーパーロングの女性、車椅子のお年寄りの方…といろんな方が来店されます。異なる条件でもおよそ20分という時間でカットしてスタイリングする。それでこのクオリティはすごいぞと」

しかし、実際に店舗に配属になると、通常のサロンとの違いに戸惑うこともありました。緊急事態宣言明けは、開店30分で1日の予約がすべて埋まってしまうほど大盛況。配属早々、目が回るほど忙しい日々。

「1日に20名弱のお客様を切り続けるので、さすがにヘトヘトになりました(笑)。外出できなかった分バッサリ切る人も多く、時間がかかってしまう。でも待ってる人いるし…というプレッシャーもあって」

まだまだ不慣れな環境。プレッシャーと闘う庭前さんに、当時の店長が「時間がかかってもいいですよ」とやさしく声をかけてくれたそう。

「周りの人たちがフォローしますから、お客様が満足することを優先して下さいと言われて。指名制ではなく、カットが早く終わった人が次のお客様を担当するシステムなので、自然とチームワークが生まれるんです。今では僕も、周りの状況を見ながら切ることを心がけています。FaSSで働くことで、視野が広くなった気がしますね」

入社して3年。FaSSのどんなところに魅力を感じているのでしょうか。

「カット専門店って、ひたすらカットしてシーンとしているイメージもあると思うんですが、FaSSのスタイリストは大体の人がおしゃべり好き。コミュニケーション能力が高い人が多いんじゃないかな。あとは、やはり技術力。カットならどこにも負けないんじゃないかっていう自負があります!いろんなタイプのお客様を、時間を意識しながらカットすることで成長できる。FaSSって本当に素晴らしいなって日々、感じるんですよね」

「QBHOUSEと同じぐらい、もっと多くの人にFaSSを知ってもらいたい」と意気込む庭前さん。高いコミュニケーション力、多くのお客様を満足させられる技術力。働いているスタッフが惚れ込むほど魅力的なFaSSだからこそ、今後はもっと多くの人に愛されるはずです。

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