ヘアカットのみで仕事のやりがいを感じられるのか？

働き方

ヘアカットのみで仕事のやりがいを感じられるのか？

私たちQBハウスでは毎年新卒採用を行っています。そのため全国の理美容専門学校や理美容師免許が取得できる高等専修学校、高等学校へ出かけていきます。

そこで、ある学生さんから「他社では得られないQBハウスならではの仕事のやりがいは何ですか？」という質問をいただきました。リクルートブログの読者の皆さんはQBハウスが全国に展開しているカット専門店という事はすでにご存知だと思います。カットだけでお客様にご満足いただけるのか？仕事のやりがいを感じる事ができるのか？と疑問を持たれる方も少なくないと思います。

今回は「ヘアカットのみでなぜ仕事のやりがいを感じられるのか？」について説明していきたいと思います。

カットをはじめとする専門店のメリット

理美容業界の近年の特徴をまず知っていただきたいのですが、色々なメニューをワンストップで提供するトータルサロンがある一方で、メニューや属性に特化した専門店が増えています。カットサロン、カラーサロン、マツエクサロン、メンズサロンなどがそうです。（ちなみにQBハウスは1995年創業、日本にカット専門店という新たなジャンルを確立しました）

お客様からすると、サービス内容が絞られている為料金がわかりやすい事、効率的かつスピーディーな施術などがメリットです。また、その技術に特化した訓練を積んでいるため、技術的にも満足度の高いサービスが提供されます。

働く側としてはメニューがシンプルなので、忙しくてもスムーズに仕事を進めることができ、技術が向上しやすい、その為お客様の満足度を得られやすいなどのメリットがあります。

カット専門店での仕事のやりがい

カット専門店で働く美容師としての仕事のやりがいは、以下のような点にあります。

１、技術の向上と成長の実感

カット専門店では、カットだけに集中することができるため、自分の技術を高めることができます。

毎日数十人のお客様をカットすることで、カットの経験値を積み効率よく技術習得する事が可能です。また、ブローやスタイリング剤に頼らず髪にボリュームを出すなど、カットだけでなるべくお客様のオーダーに叶うよう創意工夫します。その結果、スキルが磨かれ技術の向上や成長に繋がります。

２、お客様の笑顔が嬉しい

施術を終え、お客様が鏡を見て「とてもいいです！」などと気に入ってくださると、とても嬉しくやりがいを感じます。特にQBハウスの場合は日本一お客様の「ありがとう」をいただけるサロンだと思います。国内だけを見てもサロン全体で月間150万人のお客様が来店されており、スタイリストの平均カット人数は1日30人以上です。また、カットは比較的短時間で完了するため、仕事の成果がすぐに見え達成感を感じる事ができます。

３、お客様との信頼関係が深まる

カット専門店では、お客様と何度も顔を合わせる機会が多々あります。自分の技術を信じてくださるお客様が増えることで、信頼関係が築け、やりがいを感じることができます。

これらの理由から、カット専門店で働く美容師は、技術を通じてお客様との信頼関係を築き、仕事に大きなやりがいを感じる事ができます。

予約がない、指名がない事のメリット

またカット専門店はQBハウスもそうですが、多くの場合、予約制ではなく、指名制度もありません。「指名される」事が美容師にとってステイタスといわれますが、予約や指名制度がない事は、美容師にとってメリットもあります。個人的なプレッシャーがなく、お客様を選ばず施術ができるので技術向上に繋がります。サロン全体でお客様を担当するため業務がスムーズになります。また、病気など突然の理由でも休みが取りやすいです。お客様にとっても自分の都合で気軽に通えるというメリットがあります。

お客様一人あたりのご利用金額（客単価）が同じ事のメリット

多くの一般的な美容室ではスタッフに売上目標が設定されます。売上は客数×客単価といわれています。客単価を上げるためにトリートメントやカラー、パーマなどのメニューをご提案します。それらに加えて再来店率（過去に来店したお客様が再度来店する割合）も着目するポイントです。そのため美容師は常に客数、客単価、再来店率を意識し業務にあたっています。それらはモチベーションになる一方、精神的負担に感じる美容師も少なくないようです。

一方、QBハウスでは客単価＝カット料金（1,350円）です。オプションメニューはなくスタイリング剤の販売も行わないため、極めてシンプルです。そのためカット技術に集中できます。集客も全て会社が行うため、ご来店いただいたお客様に向き合い、そのお客様に気持ちよくお帰りいただき、再来店していただけるように純粋にサービスを提供する事が可能です。