美容師の健康管理を考える
2月は寒さや乾燥、気温差の影響で体調を崩しやすい季節です。インフルエンザや風邪が流行するこの時期、実際に体調不良になり学校や職場を休んだ経験はありませんか?実はこの「体調管理」こそが、プロとして働くうえでの大切な第一歩。特に美容師・理容師のような技術職は、集中力と体力を使う仕事だからこそ、体が資本になります。これから美容師を目指す学生のみなさんには、技術の練習と同じくらい、自分の体を大切にする意識を持ってほしいと考えています。学生のうちから健康管理を意識することは、プロとして長く活躍するための土台づくりになります。
今回は、「美容師の健康管理」とプロ意識について、現場の実態を交えながら考えていきます。

プロとして働くために、体調管理が必要な理由
美容師という仕事は、技術やセンスが注目されがちですが、その土台にあるのは「安定して働ける体」です。どんなに高い技術を持っていても、体調を崩してしまえば本来の力を発揮することはできません。毎日きちんと出勤し、お客様に向き合い、集中力を保つ。それ自体がプロとしての信頼につながります。特に予約制のサロンでは、1人の技術者が休むことで、複数のお客様に影響が出てしまいます。体調管理は、技術と同じくらい大切な「仕事の一部」なのです。
技術職(理美容)は"体が資本"の仕事
美容師は「長時間の立ち仕事」「シャンプー時などの前傾姿勢による腰への負担」「水仕事や、カラー剤など薬剤の影響による手荒れ」などの身体的負担があります。そのため「腰痛」「肩こり」「手荒れ」などは職業病ともいわれます。
体調が万全でなければ、技術の精度や接客の質にも影響が出てしまいます。長く活躍している美容師ほど、自分の体の変化に敏感で、無理をしない工夫を続けています。「体が資本」という意識を持つことが、長く続けられる美容師への第一歩です。

健康とは「身体」だけでなく「心」も整っている状態
これまで「健康管理」というと、体調を崩さないことや体力をつけることが中心に考えられてきました。しかし近年では、健康=身体と心(メンタル)の両方が安定していることという考え方が大切にされています。美容師の仕事は、体を使うだけでなく、お客様や仲間と向き合う仕事で、以下のような心理的負担があります。
- お客様一人ひとりの要望に応える気配り
- 同僚とのチームワーク
- 技術習得へのプレッシャー
- 立ち仕事による疲労の蓄積
だからこそ、体の調子だけでなく、気持ちの余裕や心のコンディションも、良い仕事を続けるための重要な要素になります。学生のうちから「身体」と「心」の両方を大切にする意識を持つことが、将来、長く活躍できる美容師への土台づくりにつながります。

学生のうちから意識してほしい健康管理チェックリスト
― 身体と心、どちらも大切にするために ―
これから美容師を目指すみなさんにとって、健康管理は特別なことではありません。日々の小さな習慣が、将来の働きやすさや成長につながっていきます。
まずは7つの中から1つだけでも、今日から始めてみましょう。
☑️毎日しっかり睡眠がとれている
睡眠は、体だけでなく心を整えるためにも欠かせません。1日7〜8時間の睡眠を目安に、できるだけ寝る時間・起きる時間を一定にしましょう。
☑️朝食を抜かず、バランスの良い食事をしている
朝食を抜くと午前中の集中力が低下し、技術練習にも影響が出ます。忙しい日でも、おにぎり1個+バナナなど、まずは朝食を取ることを意識しましょう。
☑️手荒れ・肌ケアを習慣にしている
美容師の約8割が手荒れを経験しています。(※)シャンプー後はすぐに手を拭いて保湿クリームを塗る、ゴム手袋を活用するなど、早めの予防が大切です。
☑️長時間立っても疲れにくい体づくりを意識している
朝起きたときや寝る前の5分間ストレッチ、通学時に一駅分歩くなど、軽い運動習慣を。特に腰や肩をほぐす習慣は、長く働くための大切な準備です。
☑️気持ちが落ち込んだとき、誰かに相談できている
一人で抱え込まず、友人や先生、家族に話すことも大切なセルフケアです。話すだけで気持ちが軽くなることもあります。
☑️完璧を求めすぎず、「できるようになる途中」と考えられている
最初からうまくできる人はいません。失敗やつまずきも成長の一部。「昨日の自分より少しでもできるようになっている」という視点を持ちましょう。
☑️疲れやストレスに気づき、無理をしすぎていない
「少ししんどいな」と感じたときに立ち止まることも大切です。休むことは「サボり」ではなく、「次の日のための準備」と考えましょう。

QBハウスの健康サポート
QBハウスでは、技術者が安心して長く働ける環境づくりを大切にしています。
具体的には、スタッフの心身の健康を考え、休憩時間を90分に拡大しました。これにより、勤務中にしっかりと体を休め、リフレッシュできる時間を確保しています。また、管理者との個別面談を毎月実施し、日々の業務での悩みや体調面の不安を気軽に相談できる機会を設けています。さらに、社内での相談に懸念事項がある場合には、外部のメンタルヘルスケア相談窓口も用意しており、安心して相談できる体制を整えています。加えて、QBハウスの大きな特徴として、カット専門店であるため、シャンプーやカラーの施術がありません。そのため、多くの美容師が悩む「手荒れ」の心配が無いことも、長く働きやすい環境のひとつです。
今日から始める、小さな一歩
美容師として成長していくためには、技術を磨き続けることが欠かせません。そして同時に、自分の体を大切にし、長く働ける状態を保つこともプロ意識のひとつです。体調管理は、特別なことではなく、日々の積み重ねです。QBハウスは、これから美容師を目指すみなさんが、安心して一歩を踏み出せる環境を用意しています。健康な体と前向きな気持ちで、美容師としての第一歩を踏み出していきましょう。
※日本ヘアカラー工業会によるアンケート
https://www.jhcia.org/wearing-gloves/
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