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2024年がスタートして早1ヶ月が過ぎました。今年1年の目標を立てた理容師・美容師さんも多いのではないでしょうか。目標を立ててもその通りにいかない場合も多いですが、より具体的な目標を立てる事で実現の可能性がグッと高まります。今回は目標の立て方について解説したいと思います。

目標とは何か

「目標」という言葉の定義は、「目的を達成するために設けた指標」を意味しています。一方、目的という言葉の定義は、「成し遂げようと目指す事柄」を意味しています。「成し遂げようと目指す」という文言に表れているように、企業においての目的は経営理念やビジョンを指しています。目標は具体的で目的は抽象的です。美容師においては例えば「誰からも愛される美容師になる」が目的ならば「毎日2時間の練習をしてスキルを磨く」が目標となります。
以上の事から目標を立てる前に、「なぜこの目標が必要なのか」目的を考えて見る事が大切です。

目標を立てる4つの意味

目標を立てる意味や重要性は、以下の4つが考えられます。

1、自己成長につなげられる

目標設定は経験値とスキル向上に繋がります。目標達成で経験値が上昇し、自己成長が期待されます。

2、目的達成のステップがはっきりする

目標を立てれば、目的を達成するための道筋ややるべき事が明確になります。

3、モチベーションを維持できる

目標を掲げて仕事を進める場合、漠然と仕事をする事なくモチベーションを維持しながら業務に取り組めます。

4、キャリアアップを目指せる

目標を設定すれば、長期的な視点を持ちながら業務を進められます。自分の将来像を把握できキャリアアップにつなげることが可能です。

目標の立て方

ここでは「SMARTの法則」という目標の立て方を紹介します。SMARTとは以下の項目の頭文字をとったもので、各項目を理解・実践することで目標設定を具体化できます。

S:Specific(具体的であること)

目標は具体的で明確でなければなりません。何を達成したいのか、どのような結果を期待しているのかを特定します。

M:Measureable(測定可能であること)

目標は数値や明確な基準で測定可能でなければなりません。進捗や達成度合いを定量的に評価できるようにします。

A:Achievable(達成可能であること)

目標は現実的で達成可能なものでなければなりません。自分の能力や制約を考慮して、達成が難しすぎないようにします。

R:Relevant(目的に関連性があること)

目標は組織や個人のビジョンの目的に合致していなければなりません。他の重要な目標とも調和し、全体の方針に沿ったものであるべきです。

T:Time-boud(期限が明確であること)

目標には明確な期限が設定されていなければなりません。時間的な制約があることで、目標の達成を効果的に追跡し、進捗を管理することができます。

これらの原則を考慮して目標を設定することで、より具体的で実現可能な目標を立て、それを達成するための方針を明確にすることができます。SMARTの法則は、プロジェクト管理や個人の目標設定において広く利用されています。

目標の立て方の例

アシスタント美容師がスタイリストを目指す場合、SMARTの法則を適用して具体的で効果的な目標を設定してみましょう。以下は、その例です。

良い例

良くない例

S:Specific

(具体的であること)

 

新しいカット技術を習得し、トレンドのヘアスタイルにおいて専門的なスキルを身につけたスタイリストになる ヘアスタイリストになる

M:Measureable

(測定可能であること)

3ヶ月以内に、課題である5つの新しいカット技術をマスターする 新しい技術を学ぶ

A:Achievable

(達成可能であること)

週に1回のトレーニングセッションに参加し、店長や先輩スタイリストからフィードバックを受ける 定期的にトレーニングをする

R:Relevant

(目的に関連性があること)

サロンのスタイリストと連携し、お客様の要望に合ったスタイルを提案することで、サロンの顧客満足度向上に貢献する 別の美容関連の分野にも手を広げる

T:Time-boud

(期限が明確であること)

 

次回のスタイリスト昇進試験までに、指定された技術を習得し合格する 早くスタイリストになりたい

こちらを参考にアシスタント美容師の皆さんは目標を立ててみてください。目標が具体的で測定可能であり、達成可能かつ関連性があり、期限が設定されていることで、進捗を効果的に管理し、最終的な目標への道筋を描くことができます。

目標を立てる際の注意点

目標を設定するときは、ノルマにしないようにしましょう。プレッシャーが大き過ぎて逆にやる気を失ってしまう事もあります。達成状況を見ながら途中で軌道修正を行うくらいの精神的余裕を持つと良いです。また、他人から与えられるのではなく自発的に立てると良いでしょう。そして立てた目標に意味を持たせる事が大切です。なんの為にこの目標を立てるのか、最初にお話しした目的としっかり擦り合わせましょう。

理容師・美容師は目標を達成しながら段階的に成長していく仕事です。「将来どうなりたいのか」という目的をしっかり持って、2024年も実りのある一年にしていきましょうね!

 

 

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