美容師を10年続けて30歳の手前になったくらいで、ふと「今のまま仕事を続けていいのか?」と不安に思う人は意外と多いと思います。その要因は、仕事が面白くない、適性が向いていない、キャリアビジョンが描けない、など、自分の問題、勤めているサロン環境の問題などいろいろあると思います。そこで、今回のブログでは美容師を続けて10年たち「このまま続けていていいの?」と不安に思った時の不安解消法と前向きに進むためのアドバイスをしたいと思います。
1 振り返りと目標設定
20歳でスタートした美容師人生も10年経てば30歳、そして10年後は40歳。人生のステージや年齢によって仕事の目的も変化する事でしょう。10年目という節目に自分のキャリアを振り返り、どのような経験やスキルを得たのかを自己評価しましょう。また、将来的に何を達成したいのか、どのような目標を持っているのかを明確にすることが重要です。
以下の質問例を参考にして自分に対して質問をしてみましょう。
<質問例>
・この10年で自分が最も満足している成果は何か?
・一方満足できなかった事は何か?
・今後10年間で達成したいことは何か?
・どのようなスキルや知識をさらに身につけたいのか?
・どのような人生を送りたいのか?
2 キャリアの選択肢を探る
近年、美容業界は多様化(※)しています。美容師以外にマツエク、ネイル、着付けなどマルチで活躍する美容師もいれば、カット、カラーなど特化した技術で活躍する美容師もいます。また、歩合給などで売上に応じて稼げる働き方もあれば、残業がなく休日も多めに取得でき、プライベートを充実させる働き方もあります。今や、美容師としての選択肢にはさまざまな道があります。
※多様化している美容業界についてはこちらの記事を参考にしてください。https://qb-recruit.com/column/post-7408/
技術面からは・・
1)新しい技術を学び続けていきたい
2)得意な事、やりたい事だけに絞りたい
生活面からは・・
1)美容師としてバリバリ働いて稼ぎ続けたい
2)仕事と家庭とバランスよく両立したい
また、美容師以外の関連分野(例えば美容学校の先生、美容メーカーの商品開発やインストラクターなど)に進む事も考えられます。あるいは、サロンのマネージャーや経営者になる、美容関連のコンサルタントになる、独立してフリーランスの美容師になる、など様々なキャリアパス(キャリアを積む道)が考えられるでしょう。
3 自分のこれからを決める
そしてもっとも重要なのは自分で自分のキャリアパスを決定する事です。そのために、人生ビジョンを見直したり、信頼できる人や専門家に相談してみると良いでしょう。
1)人生ビジョンを見直してみる
人生ビジョンにおいては、ワークライフバランスを見直してみましょう。仕事における過度のストレスや疲労がキャリアパスの不安を引き起こす事があります。その場合、適度な休息や趣味、あるいは家族と過ごすなどプライベートの時間をどう作り出し過ごすのかを考えてみるのも良いでしょう。
2)信頼できる人や専門家に相談してみる
キャリアコンサルタントやカウンセラーと話すことも有効です。プロのアドバイザーからのフィードバックやアドバイスを受けることで、新しい視点を得たり、具体的な行動計画を立てたりすることができます。また、そのような専門家が近くにいない場合は、自分が「この人みたいになりたい」と思える人生の先輩、あるいは美容業界以外でも尊敬し信頼できる人などに相談するのも良いでしょう。
以上、これらのステップを踏むことで、自分のキャリアについての不安や悩みを具体的に解決し、前向きに進むための道筋を見つけることができるでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。
4 リスタート可能な美容業界
自分のキャリアについての不安が解消でき、前向きに進むための道筋が見えたらリスタート(再出発)しましょう。いくつか紹介したキャリアの選択肢の中から自分にとってベストだと思える道を選んでください。今の時代は人生の正解はありません。自分で決めて、自分で納得できる人生を送りましょう。
私たちQBハウスでは美容師・理容師の皆さんのリスタートを応援しています。いろいろな技術をやって来たがカットが一番好き、自分に合っている。集客や売上に追われる事なく目の前のお客様に集中したい。また、ワークライフバランスを重視して給料・福利厚生など厚待遇の会社で長く美容師人生を送りたい。そのような方はぜひ一度ご相談ください。