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前回のブログでは「キャリアとは何か?」について書きました。今回は、「美容師のキャリアとは何か?」について解説したいと思います。美容師のキャリアとは、単に「美容師として働く」ことではなく、長期的にどのように成長し、どんな働き方をするかという人生全体の道のりを指します。技術を磨くだけでなく、経験を積みながら専門性を高めたり、新しい働き方に挑戦したりすることもキャリアの一部といえます。

美容師のキャリアの主なステップ

① アシスタント期間(修行期間)

美容学校を卒業し、国家資格を取得した後は、サロンでアシスタントとして働きます。この期間は、シャンプー、カラー塗布、ブロー、パーマ補助などの基礎技術を学びます。また、接客スキルやサロンワークの流れも習得します。

② スタイリスト(美容師として独り立ち)

数年の経験を積んだ後、スタイリストとしてデビューします。お客様を担当し、カットやカラー、パーマなどの施術を行うことができるようになります。この時期に、自分の得意な技術や接客スタイルを確立していくことが重要です。

③ 専門性を高める or キャリアの選択肢を広げる

スタイリストとして経験を積んだ後は、さまざまな道があります。
例をあげてみましょう。

・トップスタイリスト(技術を極め、多くの顧客を持つ美容師になる。)
・カラーリスト・カット専門美容師・ヘアメイクアーティスト(特定の分野に特化し、専門技術を深める。)
・店長・マネージャー(サロンの運営や教育を担当し、経営視点を持つ。)
・独立・開業(自分のサロンを持ち、経営者として活躍する。)
・教育・講師(美容学校の講師や企業の教育担当として後進の指導を行う。)
・美容メーカーや商品開発(美容メーカーで商品開発や営業などに携わる。)

キャリアの視点から見た美容師の素晴らしさ

① 自分の努力次第で成長し続けられる

美容師のキャリアは、技術を磨き続けることでどこまでも成長できるのが魅力です。最初はアシスタントからスタートしますが、技術を身につけるほどお客様からの信頼が増し、収入も上がります。さらに、カットやカラーだけでなく、ヘアメイク、着付け、ブライダル、撮影などの分野にも挑戦できるため、学び続けるほどキャリアの幅が広がります。資格や技術を磨くことで、自分にしかできない仕事を持つことができます。

② 多様な働き方ができる

美容師は、サロン勤務、独立・開業、フリーランス転向、ヘアメイクなど他分野で活躍、海外で働くなど、さまざまな働き方が選べる職業です。美容師は自分のライフスタイルや価値観に合わせたキャリアを選ぶことができます。特に最近は、SNSを活用してブランディングをすることで、より自由な働き方を実現している美容師も増えています。

③ 人の人生に深く関われる仕事

美容師の仕事は、お客様の「美」をサポートするだけでなく、「自信」や「幸福感」を提供します。成人式や結婚式などの特別な瞬間のヘアスタイルを担当したり、髪の悩みを解決して前向きな気持ちにさせることで、お客様の人生に寄り添う事ができます。「美容師さんのおかげで自信が持てた!」という言葉をもらう瞬間は、大きなやりがいを感じるはずです。美容師は単なるサービス業ではなく、人を幸せにする仕事なのです。

④ 経験が資産になる、一生続けられる仕事

美容師の技術は、一度身につけると一生の財産になります。体力的な不安があっても、年齢に応じた働き方を選ぶことで、美容業界で長く活躍することができます。また、経験を積めば指導者として後輩を育てたり、美容学校の講師になったり、商品開発や経営の道に進むことも可能です。現場で培ったスキルは、さまざまな分野で活かせるため、キャリアの選択肢が豊富にあります。

美容師のキャリアを成功させるポイント

美容業界はトレンドの変化が激しいため、最新技術や流行を学び続けることが大切です。講習会への参加やSNSでの情報収集を積極的に行うなど、常に学び続ける事が大切です。また、技術だけでなく、お客様との信頼関係を築く力が重要なため接客力、コミュニケーション能力を磨きましょう。そして「将来どんな美容師になりたいのか?」を明確にし、それに向けて行動することが大切です。

美容師は、努力次第でどこまでも成長でき、自由な働き方ができるだけでなく、人の人生に深く関われる素晴らしい仕事です。キャリアの視点から見ても、選択肢が多く、一生続けられる職業であることが魅力です。「手に職をつけたい」「人を笑顔にする仕事がしたい」「自由な働き方をしたい」そんな想いを持つ人にとって、美容師は最高のキャリアのひとつと言えるでしょう。

次回は私たちカット専門店、QBハウスにおけるキャリアについて説明したいと思います。

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