今回インタビューしたのは、マネージャーをつとめる野村優斗さん。カット未経験で入社しましたが、わずか5か月の研修でスタイリストデビューし、入社3年目で店長、7年目からはエリアマネージャーを 務めています。
一見華々しい経歴に見えますが、ジェネレーションギャップも大きく、多くの苦労がありました。どのように乗り越え、どんなことがモチベーションになっていたのでしょうか。野村さんのお話をもとに、QBハウスではどのようなキャリアを築いていけるのかをお伝えしていきます。
「憧れの先輩に追いつきたい」純粋な気持ちが原動力に。
エリアマネージャー 野村優斗さん
美容専門学校卒業後、在学中から働いていた美容室へ入社した野村さん。しかし手荒れが原因で、美容師を続けられない状況になってしまいます。美容業界にいる以上、パーマやカラーなどの薬剤を使用しないわけにはいきません。他業種への転職も考えましたが、「カットもできないまま、美容師を辞めるのか」。そんな悔しさから野村さんは「カット専門店」を探し、QBハウスへとたどり着きます。
「最初に配属になった店舗の店長が、技術者としても人としてもとても魅力的な方で、そういう人になりたいと素直に思いました。自分のささいな行動や言動で察して、すぐフォローに回ってくれて。指導に対する熱意や人との関わり方など、尊敬できる点がたくさんありました」
店長の行動や言動を見て「こんな人になりたい」という想いを強めていった野村さん。仕事以外にも、店長の生き方、働き方に対する考えに共感した部分も大きかったそう。
「以前働いていたお店は女性の店長さんだったのですが、『長期間休んでしまうと売り上げが下がる』と気にしていて、結婚や出産の時期も自分の都合だけで決められず、働きづらそうでした。けれどQBでは店長もスタッフも自分を犠牲にすることなく働いていて、自分が望むライフスタイルを描けると思ったんです」
憧れの人と肩を並べて働きたい。そんな想いから店長を目指し、入社から3年後に店長に就任した野村さん。就任時は24歳とかなり若く、配属先の店舗ではスタッフとの年齢差に戸惑うこともあったそう。
「40~50代が多い店舗ということもあり、信頼関係を築くまでにかなり時間がかかりました。普段の会話から、お互いにジェネレーションギャップを感じることも多くて(笑)。でもそこで黙って話の外にいるのではなく、スタッフの好きなテレビ番組や趣味など話につながりそうなことを調べるなど、とにかくコミュニケーションの回数を多くとるように心掛けました」
自分より経験が浅い店長からの意見は受け入れにくいのではないかと考え、「僕はこうしたいんだけど、〇〇さんはどう思いますか?」と相手の意見も積極的に聞くようにしていたそう。こうした努力もあり、野村さんは少しずつスタッフとの距離を縮めていきました。しかし、とある店舗で「同世代のスタッフとそれ以外のスタッフで態度に違いがあるのではないか」という指摘を受けてしまいます。
「年が近いスタッフとはざっくばらんに話すし、年が離れているスタッフには丁寧に話す。自分では違う態度をとっていたつもりはなかったのですが、スタッフの中には違和感を感じた人もいたようでした。ブロックごとの店長会で意見を聞くなど、先輩方の意見も参考にしながら、もう一度スタッフとの信頼関係を構築できるように努めました」
時間をかけてスタッフの意見に耳を傾け、徐々にスタッフの信頼を取り戻すことができたそう。こうした苦難を乗り越え、野村さんはさらなる成長を求めて、エリアマネージャーに手をあげました。
「憧れている店長から『1歩先をゴールにすると達成した後ののびしろがないから、2歩、3歩先をゴールにして走るといいよ』という話を常に聞かされていたんです。自分だったら、常に成長しようとしている人の下で働きたいと思うので、現状に甘んじることなく上を目指していきたいです」
エリアマネージャーになってから4年。関わる人の数も増え、マネージャーとしてのプレッシャーを感じることもあるそうですが、「野村さんがいてよかった」「働きやすくなった」といった感謝の言葉をスタッフからもらい、大きなやりがいにつながっているのだそう。
新たな目標は、垣根を超えた働き方や、コミュニケーションの機会を育んでいくこと。
「僕自身がいろんな方の助けがあってここまで進んで来れたので、もっとコミュニケーションや意見交換する場を提供して、みんなの成長のサポートをしたいという想いがあります。エリアだけでなく、会社全体のチームワークを強くするために、自分ができることを模索していきたいですね」
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