前回はスキル(技能)についての内容で、「技術力・コミュニケーション力・接客力・ビジネススキル・学び続ける力」についてお伝えしました。
今回は内面的な考え方、心の持ち方について説明したいと思います。
どんなにスキルを身につけても、心の持ち方がしっかりできていないと途中で挫けて、活躍し続ける事はできません。ではどんな心の持ち方が良いのでしょうか。
自分の仕事に誇りを持つ
理・美容師のスキル以外に心の持ち方として重要な事は「自分の仕事に対して誇りや自信を持つ事」です。自分の仕事に誇りを持っているとは、自分の仕事にやりがいを感じている状態を意味します。 では自分の仕事に誇りを持つために必要な要素をあげてみましょう。
①仕事の意義と目的の理解
理・美容の仕事がなぜ必要とされているのか、またどのように社会に貢献しているのかを理解することが重要です。あわせて「何の為に理・美容師の仕事をしているのか」自分の胸に手を当てて考えてみましょう。そして自分の選んだ仕事が社会の役に立っていると感じられるようになると誇りを感じやすくなります。
②仕事に真剣に取り組む
仕事に真剣に取り組み、専念していることが誇りを生む要素です。「継続は力なり」といいますが、どのような仕事でもやり続ける事によってやりがいを見い出せるようになります。好きでなかった仕事でもやり続ける事により天職となっている人も数多くいます。プロ意識を持ち、仕事に対して真摯な姿勢を維持することが大切です。
③成長意欲と貢献心を持つ
理・美容の仕事は数々の課題をクリアしながら技術力や人間力を付け成長していく仕事です。②でお話ししたように、仕事に真剣に取り組みやり続けていると成長意欲が湧いてきます。自分の仕事と積極的に向き合い、学ぶことを楽しむ姿勢を持ちましょう。働きながら成長し、自分が会社やお客様にとってどれだけ貢献できるか認識する事も誇りを生むポイントです。
④困難に立ち向かう姿勢を持つ
成長していく過程には困難や挑戦がつきものです。仕事において困難に突き当たってもそれを乗り越える姿勢や柔軟性を持つ事が重要です。「壁(困難)は超えられる可能性のある人にしかやって来ない」とも言われます。「自分はできる」と信じて困難に立ち向かいましょう。困難に打ち勝つことで自信を持って、誇りを感じることができます。
⑤良い職場環境と人間関係
良い職場環境や仕事仲間との良好な人間関係も誇りを持つうえで重要です。自ら率先して協力し合い、助け合いながら働くことで、仕事に対してポジティブなエネルギーを感じることができます。
以上、5つの要素についてお話しして来ました。これらの要素は全て関連しあっています。これらの要素が重なり合い、仕事の成功体験を積み重ねる事で、個人の自尊心が向上し、仕事に対する誇りを感じる事ができます。さらに自分の仕事が評価され認められる事で、モチベーションが維持されやすくなり、仕事が楽しくなっていきます。理・美容師としての仕事に誇りを持つ事、そして前編でお伝えしたスキルも身に付ける事で、10年、いやそれ以上活躍できる理・美容師になるために必要な事といえるでしょう。
理・美容業は国内有数の産業
厚生労働省が2023年1月に発表した報告書によると理容室・美容室を合わせた施設数は37万8626件、理・美容師の人数は76万8222人となっています。 事業所数、従業者数とも飲食業には及ばないものの国内有数の産業といえます。また2023年の日本人の人口は1億2330万人です。日本人のほとんどが理・美容師に髪を切ってもらっているとすれば、非常に価値のある職業であるといえるでしょう。その事実ひとつを取ってみても誇りの持てる仕事ではないでしょうか。
また最後になりますが、長く活躍するために「働く会社の環境」も大きな要素になります。私たちQBハウスでは長く働ける環境が万全に整っています。実際勤続10年以上の社員が数多く活躍しています。ぜひ、QBハウスで長く理容師・美容師として活躍し続けていただきたいと思います。
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