美容業界の新卒就職活動において、あたり前になっている手段が合同サロン説明会です。一般的に「就職ガイダンス」といいます。今や就職ガイダンスは通年イベントになり規模の大小様々ですが、全国で開催されています。一つの会場に複数のサロンが集まるため、効率的にサロン選びをする事が可能です。しかし、近年では多くの就職ガイダンスに参加する事で「聞けば聞くほど迷ってしまう」という声も多く聞かれるようになりました。今回の記事では就職ガイダンスのメリットデメリットを整理してお伝えし、それを元に参加の注意事項をまとめました。今後の就職活動にぜひ生かしてください。
就職ガイダンスのメリット
1.多くの情報を一度に得られる
参加する複数のサロンから直接情報を聞くことができるため、比較がしやすいです。
2.偶然の良い出会いがある
ガイダンス会場には自分が知らなかったサロンも参加しています。そのため、自分では見つける事ができなかった可能性のあるサロンとの出会いがあります。
3.サロンの雰囲気を感じられる
各サロンのスタッフと直接対話することで、そのサロンの雰囲気や文化を肌で感じることができます。
4.リアルな質問ができる
質問を直接サロンのスタッフにできるため、ネットやパンフレットでは得られない具体的な情報を得やすいです。
5.応募へのアプローチがしやすい
興味のあるサロンに直接アプローチできるため、他の学生よりも早く応募できる可能性があります。
就職ガイダンスのデメリット
1.情報が多すぎて混乱する
複数のサロンから情報を得ることで、どのサロンが自分に合っているか判断しにくくなることがあります。
2.時間が限られている
各サロンとの面談時間が限られているため、詳細な情報を得るのが難しい場合があります。
3.自分の希望が反映されない場合もある
一度の説明会で全ての希望が叶うとは限らず、自分に合ったサロンを見つける事が難しい場合もあります。
4. 得られた情報が正しいとは限らない
ガイダンスではよく見せようと振る舞うサロンも少なくありません。そのためその情報が正しいのか見極める事が必要です。
このように、就職ガイダンスにはメリットがありますが、デメリットも考慮しながら準備を進めることが大切です。
参加時の注意事項
1.事前リサーチを徹底する
参加するサロンについて事前に調べ、興味のあるポイントや質問をリストアップしておきましょう。これにより、情報の多さに混乱せず、効率的に会話が進められます。
2.優先順位をつける
自分が特に興味のあるサロンを優先的に訪れるため、あらかじめスケジュールを立てておくと良いでしょう。
3.明確な目的を持つ
参加の目的(例えば、業界のトレンドを知りたい、応募できるサロンを特定したい)を明確にしておくことで、より具体的な質問ができ、効果的な情報収集が可能になります。
4.フォローアップの計画
SNSのフォローとサロン見学を申し込むことで、限られた時間では聞き取れなかったことを補いましょう。
5.具体的な質問をする
サロンの雰囲気や人間関係、教育制度や研修、福利厚生など気になる部分の質問を準備しておきます。以下に質問例を紹介します。
<サロンの雰囲気>
「サロンのスタッフ同士の雰囲気やコミュニケーションはどんな感じですか?」「チームでの仕事やサロン内のイベントなどありますか?」
<教育制度や研修>
「新入社員に対する教育制度や研修について教えていただけますか?」
「技術向上を図るために、どのようなサポートがありますか?」
QB HOUSEのガイダンスでの様子
以上、就職ガイダンスについて必要な事をまとめてみました。
興味を抱いたサロンについては、ガイダンスで得られた情報や感じた印象を確かめるためにも、必ずサロン見学へ行きましょう。特に雰囲気や人間関係は行ってみないとわからないです。私たちQBハウスでも全国の就職ガイダンスに参加しております。私たちの話しを聞く事で「イメージが良くなった」と言われる事も多々あります。就職ガイダンスはサロン側にとっても、リアルな声をお届けできるメリットがあります。
皆様とどこかの会場でお会いできる事を楽しみにしております。
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